今年の総括を行いたいと思う。ミず鬼ずムとして活動を行う傍ら、それぞれも様々な出品や
展示会等を行ってきた。七隈のカフェで開催した民話の朗読会も無事、終了した。
こちらのブログで紹介出来ていないが、柳川、宗像、糸島、東区、吉塚などの古刹なども
個人で数多く訪れている。追々、記事にしていきたいと思っている。
2020年は「新型コロナ感染症」という新たな脅威に直面し、社会構造そのものが一変して
しまった年でもあった。リモートワーク、ソーシャルディスタンスという新たな用語が生み出され、
マスクを着用せずに外出することはあり得ない状況となった。
政治は混迷し、貧困家庭は増え、自殺者も後を絶たない。又、医療崩壊も大問題となっている。
非常に苦しく、悲しい現実が眼前に広がっている。
こうした中、アマビエや件(くだん)などの妖怪が話題になった。又、映画化されたアニメ
「鬼滅の刃」も社会現象になるほどの盛り上がり見せている。今後、神社姫や豊年亀など
疫病退散に一役買いそうな妖怪が注目されるのではないと思っている。個人的には
鬼面や鬼瓦、豆腐小僧にも期待したい(※豆は魔滅を意味することから)。
天災、飢饉、疫病…苦境に立たされる度に、人類は一致団結して、困難を克服してきた。
今回の難局も乗り越えられると信じている。だが、今一度我々は 先人たちのように目に
見えないものに対し、敬いと畏怖の念を持たなければならないのではないだろうか…。
妖怪が目に見えないのならば、神様も又目に見えず、飛び交う電波もウィルスも決して
目に見えないのだから…。
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